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【行ってみた】三重県立美術館で川端康成と横光利一展に行ってきた【残念ながらベースは文アルおばさん】

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この記事見た方はお察しかもしれませんが
www.bunka.pref.mie.lg.jp
川端康成横光利一
行ってきました。

川端康成横光利一展ってなんぞや

上記二人が新感覚派と呼ばれ、親しい間柄というのは文アルおばさん文学好きな方の間では有名な話ではありますが、
横光利一生誕120年に縁の地三重県で、二人の関係をなぞらえながら、美術にも造詣が深く、数々のコレクションを展示してる企画展です。
以前行った文学館と比べると美術的展示が比重を占めてたかな。

三重県立美術館ってどこ?


三重県なので都会の真ん中ってわけでもないですが、
津駅から徒歩10分位で車じゃなくても行きやすい場所です。
…私は車で行ったけど
(車でも高速降りて10分もかからないので車でも行きやすいぞ)

実際に行ってみた



大きい看板がお出迎え。
入り口はちょっと登った先になるので実は迷った…。
建物の内部の写真は美術館だし撮れなかったけど入ってすぐの広々とした空間は圧巻ですぞ。

ざっくり感想

こだわりの表紙、デザイン

本の初版復刻版がずらり。
表紙イラストの原画も並んでたり、装丁好きさんは見てて楽しくなると思うぞ!
佐野繁次郎氏の装丁ほんとに好み…

圧巻の映像

川端康成が脚本をした狂った一頁の映像の一部が見れます。
この映画の踊り子の舞い踊るシーンのみ繰り返し上映されてましたが、
優美な踊り子から檻の中で鬼気迫るように踊り狂う踊り子の対比はストーリー全く知らずにそのシーンだけ見せられた自分からしても背筋がぞわぞわってするカンジ。
…説明しにくいな。是非機会あれば実際に見てみてください。

圧倒的犬

噂では聞いてた…なんとなく知ってたんだけど…
川端康成氏のオフショット写真、犬率高い
川端横光の「ある日の一日」(よく雑誌で有名人がやってるやつ)
横光氏はおしゃれして仕事したり子供と遊んだり…してるんだけど、
川端氏は朝奥さんといるときも。仕事してるときも。夕方散歩してるときも
…すげえ…犬いっぱいだ…(褒めてる

百合小説

絵画的だったりレトロだったりする表紙が並んでる中でいきなりの中原淳一表紙。
原作、中里恒子氏…って言ったほうが正しいかもしれないけれど。
手にとってみました。
というかこの企画展で川端氏の女性を描いた作品がいろいろ読みたくなってきた。

地元が好きだったのか!

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今回の企画展でも↑の記念碑についての解説、除幕式のときの川端氏の話の内容など書かれてて、
なんというか横光氏、三重県柘植(私の故郷でもある)好きだったんだなって嬉しくなりました。
松尾芭蕉も同郷なんですが、横光氏は「(自分の母親の出身地だから)芭蕉の血を自分も継いでるのかもしれない」とか言ってたとか言ってなかったとか。

もちろん文アルコラボパネルも見てきたぞ!


学芸員さんのこだわりの文アルパネル!



ちなみにこっちは川端康成文学館に行った時のパネル。